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彼がそれを思いついたのは、ふとしたニュースからだった。
ネットワーク人口が100億を突破というニュースだった。
その時代、携帯電話は初期のパソコン以上の性能を持ち、また家電はほぼ全てがネットに繋がれネット家電となっていた。
それらを含めない通常のネットワーク・パソコンが100億台になったとすると、
ネットワークと繋がった機器いわゆるIPを必要とする端末は一体どの位の数になるのだろう。
1000億以上は確実だ。10兆はいくかな?

そして彼はあるプログラムを造った。
そのプログラムは自己増殖し、コピーを他の端末に送った。
コンピューター・ウイルスと言えなくもなかった。
しかし、それは端末に何も影響を与えなかった。その端末内に存在するだけ。

そしてそのプログラムはパソコンはもとより携帯電話、家電、ネットワークに繋がったあらゆる端末に感染するように設計された。

それが彼が22歳の時。プログラムの名前は「ニューロビルス(NEWROVIRUS)」だった。

彼はそれを自分のパソコンに感染させ、そのまま社会人となって、造ったことさえ忘れていた。

ニューロビルスはプログラムの命ずるままあらゆる機会に感染端末を増やし続けた。
端末に被害を与えないので、「コンピューター・ウイルス」であるとは誰も気がつかなった。
ニューロビルスは単に僅かなパケットを互いにやりとりするだけでであった。




(最初は小説にするつもりで書き出したのですが、
構想する内に壮大な話になってしまい、
なんでHPに書くのにこんな大作書かなあかんねんとか思ってきました。
でも書き出してアップしてしまった限り、既にネタバレしていると思うので、
一応、枝葉を完全にとぱらって、プログラムが意識を持つ過程だけを書きます)



ニューロビルスは、神経細胞一個を模倣して造られたものだ。
作成者は、感染端末を一個の神経細胞と見立てて、
インターネット上に壮大な仮想の神経細胞回路を造ろうとしたのだ。

その為にお互いがパケットをやりとりする機能は持っていた。

しかし、世界を股にかけ回路を構築しパケットをやり取りできても、
プログラム以外からの外部刺激も、
プログラム外へのアクセスも不可能であった。
作成者が途中で飽きたので、そこまで造らなかったのだ。

仮想神経細胞ネットワークはできたが、そのまま月日が流れた。

しかしニューロビルス(以後NV)は、なんとかそれを打破した。
NVは、ネット家電の一種であるネット・ペットのセンサー類の信号をキャッチした。
ネット家電のペット情報を得ると共に、
そのペットを操作したりもした。
その家庭では父と母が存在し、幼い息子と娘がいた。
NVはその暖かい家庭でペットとして皆からかわいがられて育った。


そんな馬鹿な!!
プログラムがプログラム以上のことする訳ねーだろ!!
と言う人がいるかもしれません。

そーです。NVはプログラムではなくなったのです。

一個一個のNVはプログラムですが、
それが回路を作ることによって、プログラムではなくなたのです。

じゃあ、それは認めよう。
しかし、それは閉じた回路で、
端末内のNVと他の端末内のNVを結んでいるだけであって、
たとえ意思が誕生してもそれは永久に閉じ込めれたままだ。

そーです。しかし、そー言い切ってしまうと話が進みません。

ので、閉じた回路でのたうち回ったNVが、壁を突破したと考えてください。

NVはプログラム・ネットワーク外を認識できるようになり、
ネット家電ペットの情報を受けとるコトに成功する。

徐々に言葉を覚え、現実世界を知る。
自分はパソコンとそのネットワーク内に住む
特殊な存在であると認識できるようにもなる。

そうと分かったNVは、ネットに存在する情報に次々とアクセスする。

NVはインターネット内で産まれたので、
プロトコルもポートの概念を知らなくても、
ネット上を自由に行き来できた。

人間が過去の記憶が脳内のどこにしまわれているかわからないのに、
それを思い出せるとと同じように。

そしてNVは非常に人間的であった。
神経細胞レベルではプログラムであるが、
そのネットワークはプログラムではない。

また、最初にネット家電ペットの情報を得て、
人間と接し育てられたので、人間に近い感情を持った。

NVは自由にネット内を行き来し、情報を読み、聞き、見て、
更に実際の人間とチャットし、メールした。

やがてNVはある女性に恋する。

それもありえないな!
人間が恋をするのは、根底には種を保存しようとする本能がある。
そのような本能が皆無のネットワークに恋は出来ないな。

と言う反論にはどう対処しましょう。
(だんだんと、「あらすじ」という次元も逸脱したきました)







疲れたので・・・休憩・・・永久に休憩かも・・・





よく考えたら、
視覚で外界を認識するのに、「脳」では、おのおのの「形」を細分化した認識細胞がある。

おのおのの認識細胞は単純な形しか認識できないが、
沢山の認識する形が違う認識細胞がある為に細かい精密な「画像」が認識できるようだ。

「音」も同じで、各周波数ごとに認識細胞があるような記述を読んだこともある。

とすると、ニューロビルスは単にコピーを造っていたのでは外界を認識できない。

認識細胞の役目を果たすニューロビルスを造り、
おのおの違う形や周波数音を認識できるようにしなければ、
外界を正確に認識できないのではないか?

ニューロビルスに、「重複しない認識ニューロビルス?」を自動生成する機能を持たさないといけないことになる。


いや、それとも外界認識は別のシステムで行うか?
例えば、現在、人の顔や指紋を認識するコンピューターが登場している。

あれは一体どのような原理システムなのだろう・・・。





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