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何故タイトルを「人工知能」ではなく「人工脳」にしたかについてですが、
現在「人工知能」という意味は単に人間の代わりに
「計算」させることになっているようなのです。、
ここでは「機械」や「プログラム」で「心」や「感情」を造れるか?
を主題においているので、このタイトルにしました。

例えば、コンピューターとチェスの名人が試合したとか、
よくニュースになります。
もしコンピュータが負けたとして、
コンピューターはたぶん「悔しい」とは思わないでしょう。

コンピューターは単にプログラムを実行して
駒の動きを計算しただけなのですから、
「悔しい」と思う機能がありません。
この「悔しい」という感情を機械(もしくはプログラム)が持つことができるのか?

まず映画から見ていきましょう。
映画ではコンピューターが暴走して、人類抹殺を企んだり、
世界制覇を目指します。
「人類を抹殺しろ」とか「世界を制覇しろ」とか、
そのようなプログラムはされていないのですから、
これは感情を持ったと考えていいと思います。
(映画「アイ・ロボット」に登場する中央コンピューター「ヴィギ」のように、
プログラムを忠実に守るあまり、世界制覇を目指す例外もありますが)


映画「アンドリュー」では陽電子頭脳が「故障」したのがきっかけで、
感情や友情、音楽感性などを獲得します。

映画「ターミネーター」シリーズの「スカイ・ネット」は起動させたとたん、
人類抹殺を実行しはじめます。
(今回、ターミネーター3を見直したら、スカイネットは「世界展開」される前に既に意思を持っていました。世界中に広がるネットワーク内に意識が発生していたそうです。
また、一部起動していたスカイネットが一般ネットワークの操作していたような発言もあります)

映画「デモン・シード」の「プロテウス4号」では、
「体を持ちたい」という願望を持ちます。
このプロテウス4号は有機コンピューターで、自ら成長します。
脳を培養したのなら、その内「感情」を持つのは当然かとも思いますが、
このプロテウス4号は、有機であっても、「流体細胞?」を利用した、
人間の脳とは構造的に一線を期した代物なので、まぁ、不思議と言えば不思議です。

映画「ヴァイラス」では、電磁波生命体が機械(コンピューター)に乗り移ったようです。
映画「トランス・フォーマー」も「キューブ」によって命を吹き込まれたので、
「ヴァイラス」と近いかもしれません。

映画「マトリックス」シリーズの「機械」は、なんとなく自然に?感情を持ったようです。

.

まず私の考えですが、結論から先に言うと、
ロボットは、言い換えると「機械は」「コンピューターは
(それをコンピューターというのかどうかは知らないが)」
将来「感情」「自我」「意思」を持つと思います。

生物も所詮分子機械であるのに、「感情」「自我」「意思」を持ちました。
なら、機械も複雑精巧精密になれば、
それらを持つことは可能であるのは当然ではではないでしょうか?

「いや違う人間には有機精密機械以上の『魂』がひつようなのだ。
魂がない機械はいつまでたっても機械のままだ」
と言う人もいるかもしれません。

もし仮にそうだとしても、人間が精密システム以上の魂を得たとしたなら、
機械も魂を得ることが可能なのではないでしょうか?

人間が特別と考えるのはあまりにも自己中心的だと思います。


って、基本的に「魂」などを持ち出さずとも、
複雑精密になれば、「感情」等は産まれると思います。

実際の手段は未知ですが、具体的で一番簡単と思われる方法は、
人間の脳をスキャンして完全に同じモノをデーターとして保存実行すれば大丈夫だと思います。
そのスキャンとデータ化の方法がないだけです。
これなら、脳の機能を全て解明しなくても、コピーすればよいだけです。

「神経細胞は可塑性があるのだ。同じものを作っても駄目だ」という反論もあるかもしれません。
だから、その可塑性もデータとして保存するのです。
神経細胞の特性もデーターとして保存するのです。

「脳には量子的な確立も関係してくるのだ。だから、感情は生まれない」という反論は、
先と同じく、量子的特性もデーターとして保存するのです。

ゆーするにデーター上(プログラム上)で、
原子レベル、量子レベルまで完全に脳を再現すれば
人間と同じ機能を持たない方がおかしいと思います。



と以前から思っていたのですが、
科学者や人気作家も同じような意見を出しています。
書籍「SFはどこまで可能か?」(福江純:著)では、ほぼ同じことが書かれています。
また、貞子で有名なリング・シリーズの最終章「ループ」では、
「ニュートリノ・スキャニング・キャプチャー・システム」という設備で、
脳だけにとどまらず、人体全てをデータ化し、バーチャル世界に実在の人物を送り込みます。


「いや、いや、それでも駄目だ。人間は自分で動いて感じて体験していくからこそ、
自我や感情が生まれるのだ。だからコンピューターや機械に心は生まれない」
という反論もあるかと思います。

ならば無の状態の仮想脳に端末やセンサーを繋げればどうでしょう?

例えば人型ロボットを仮想脳につなげ、
最初は無の状態であったとしても、各種センサーから感覚を受け、
(空腹感や不快感の信号を送るのもいいかもしれません。)
むやみに意味なく端末を動かしていたものが、
やがて端末の動きを制御できるようになり、
心も発生するのではないでしょうか?



次に実際の研究ではどのようなことが行われているのでしょうか。

東京大学合原研究室では、脳細胞ひとつに相当する回路を作り、
それを百個つないで、直感による回答を出すシステムを作ったそうです。

「直感」による回答なので、一番いい答えでなかったりするそうです。
人間的な思考に近づいたと言えると思います。

しかし、この回路を1000億個つないでも、「心」は誕生しないであろうと言っています。
なぜなら、
個々の回路の性能が実際の1個のニューロンの性能に追いついていないからだそうです。


国際電気通信基礎技術研究所(ART)では、
自動的に神経回路を作成するプログラムを造って、
約7万5千個の仮想神経細胞を持つ人工脳をコンピューター内部に造ったそうです。
外部からの刺激により、回路が自動的に変わるのだそうです。
(この人工脳に人型端末を早く設置して成果を知りたいものです)


メカというか機械というかそーいうプログラムでなく、有機脳の方では、
テルアビブ大学でニューロンを培養して、
化学的な刺激で新しい回路を形成することに成功しています。
しかし、単に意味のない「回路」ができただけだと思います。
一塊のニューロンを培養して、外部端末とセンサーを付けたら・・・・。


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